[リスボン 31日 ロイター] - 31日に公表されたポルトガルの世論調査によると、10月6日の議会選挙を控え、左派と連立を組む与党社会党がリードを広げている。
調査は、TSFラジオとジョルナル・デ・ノティシアスの委託で調査機関ピタゴリカが実施。その結果、社会党への投票は43.6%で、1カ月前の43.2%から上昇。主要野党の社会民主党は20.4%と大きく引き離された。
左派連合は10%に上昇、共産党はほぼ変わらずの6.6%だった。
最近発表されている世論調査では大半が社会党の支持率を37─38%付近としており、ピタゴリカの数字はその中でも最高水準となった。
ポルトガルの比例代表制では、42%の得票があれば理論的に過半数が確保できるが、通常は44─45%前後がその水準となっている。
今回の調査結果は、コスタ首相が初めて単独過半数を獲得する可能性を示している。
調査は8月12─24日、1525人を対象に実施。誤差は2.6%。