[シドニー 2日 ロイター] - 太平洋の島国ソロモン諸島は、今週中にも台湾との外交関係を見直し、中国と国交を樹立する方針を示す可能性がある。議会幹部が明らかにした。
ソロモン諸島は1983年から台湾と外交関係を結んでいるが、議会の外交委員会議長を務めるピーター・ケニローリア氏は、現政権内には台湾との関係を見直すべきだとの考えがあると説明した。
今年4月の総選挙で勝利したソガバレ首相は、台湾との外交関係を見直すための特別委員会を設置。8月中旬には閣僚らが北京を訪問していた。
特別委員会は今週中にも議会に何らかの提案を行う可能性がある。
中国の圧力により台湾との外交関係を断絶する国は増えており、ソロモン諸島も断交すれば、台湾の友好国は16カ国に減少する。