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パキスタンは核先制攻撃しない、首相がインドとの緊張受け発言

発行済 2019-09-03 15:07
更新済 2019-09-03 15:11
パキスタンは核先制攻撃しない、首相がインドとの緊張受け発言

[イスラマバード 2日 ロイター] - パキスタンのカーン首相は2日、インドとの緊張の高まりを受け、核兵器による先制攻撃は行わないと言明した。

インドが北部ジャム・カシミール州に特別な自治権を与える憲法370条を廃止、領有権を主張するパキスタンとの間で緊張が高まっている。

首相は、東部都市ラホールでの講演で「両国とも核武装している。緊張がさらに高まれば世界が危険にさらされる可能性がある。わが国が先に(核兵器を)使用することはぜったいにない」と述べた。

一方、外務省のファイサル報道官は後に公式ツイッターで(首相の)発言について、文脈を考慮せず引用されたものであり、パキスタンの核兵器政策の変更を意味するわけではないと説明。「首相は、パキスタンの平和へのコミットメントと、核武装国である同国とインドが責任ある行動を示す必要があることを繰り返したにすぎない」と投稿した。

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