[ワシントン 6日 ロイター] - 米コーヒーチェーン大手スターバックスのハワード・シュルツ前最高経営責任者(CEO)は6日、2020年米大統領選への出馬を断念すると発表した。
シュルツ氏は民主党支持者であるものの、同党が最近過度に左派に傾きつつあるとして、独立系候補として立候補を検討していた。
同氏はウェブサイトに掲載した声明で、自身の出馬によって穏健派の民主党候補から票を奪うリスクは避けたいと説明。「米国の二大政党制を改革する必要があるという信念は揺らいでいないが、独立系候補として大統領選挙に臨むことが私が米国に貢献する最良の方策ではないとの結論に達した」と述べた。
民主党の間では、シュルツ氏が独立系候補として出馬すれば、民主党候補の票が割れ、トランプ大統領の再選に道を開く可能性があるとの懸念が広がっていた。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20190906T160808+0000