[ドバイ 7日 ロイター] - イラン原子力庁のカマルバンディ報道官は7日会見し、2015年核合意で定められた義務の履行を停止する「第3弾」の措置として、高性能の遠心分離機「IR-6」「IR-4」の稼働を開始したと発表した。
報道官はウラン濃縮度を20%以上に高めることが可能とも表明。
「現時点で(濃縮度を20%超に引き上げる)必要はない」としながらも「核合意に参加する欧州諸国は、あまり時間が残されていないことを認識すべきだ。(核合意を維持するための)措置を講じるなら、早急に講じる必要がある」と述べた。
核合意では濃縮ウランの貯蔵量や濃縮度が制限されており、ウラン濃縮活動に使う遠心分離機などの研究開発も制約を受けていた。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20190908T134049+0000