［トロント ６日 ロイター］ - ホワイトハウスの広報部長を短期間務めた投資家のアンソニー・スカラムチ氏は６日、トランプ大統領の再選阻止に向け資金集めをしていることを明らかにした。
同氏はロイターとのインタビューで、トランプ氏を支持していた自身の過去について、心理操作を受け入れていたようなものだとし、トランプ氏を「初期のファシズム」と指摘した。
同氏は、別の共和党候補が再選阻止に向け立候補する可能性を挙げ、「スーパーＰＡＣ（政治活動特別委員会）で資金を集めている。ひどい大統領でその座から降ろす必要がある」と述べた。
スカラムチ氏は、ニューヨーカー誌の記者に他のホワイトハウス上級職員を非難する発言をしたとして、２０１７年に就任後わずか１１日で広報部長を解任された。
ここ２週間、同氏とトランプ大統領はツイッターやメディア非難合戦を展開。スカラムチ氏は「まだ始まったばかりだ」とし、大統領打倒への意欲を示した。ただ、集めた資金を民主党候補支援に振り向けるかどうかには言及しなかった。