[サンパウロ 9日 ロイター] - ブラジルのモウラン副大統領は9日、中国の習近平国家主首席が11月にブラジルを訪問すると発表した。貿易を巡る緊張が世界的に高まる中、両国の政治・経済関係の強化を目指す。
習国家主席は新興5カ国(BRICS)首脳会議に合わせ、ブラジルを訪問する見通し。ブラジルのボルソナロ大統領も10月に中国を訪問する公算が大きいという。
モウラン副大統領は「中国はブラジルを主要貿易国と認識している」とし、今年の両国の貿易取引額が昨年と同水準の1000億ドル近辺になるとの見通しを示した。アフリカ豚コレラの影響を背景に、中国は今年ブラジルから食肉の輸入を拡大しているとも指摘した。
また、中国にはブラジルで投資を拡大・多様化させる資本や経験を兼ねそろえているとした。
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