[東京 10日 ロイター] - アジア時間の原油先物は続伸。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国の協調減産が継続するとの見方が支援材料となっている。
0104GMT(日本時間午前10時04分)現在、北海ブレント先物は0.42ドル(0.7%)高の1バレル=63.01ドル。
米WTI原油先物 (CLc1)は0.46ドル(0.8%)高の58.31ドル。
サウジアラビアのエネルギー相に就任したアブドルアジズ・ビン・サルマン王子は9日、同国の石油政策の柱に変更はなく、OPEC主導の減産合意は存続すると述べた。また、OPECにロシアなどの非加盟産油国を加えた「OPECプラス」について、「長期にわたり続く」との見方を示した。
アクシトレーダーのアジア太平洋市場ストラテジスト、スティーブン・イネス氏は、今週アブダビで開かれるOPECプラスの共同閣僚監視委員会(JMMC)について、「追加減産の観測が高まっている」と指摘した。