[ドバイ 10日 ロイター] - イラン大統領補佐官は10日、トランプ米大統領がボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を解任したことは、トランプ氏が進めるイランに対し「最大限の圧力」を掛ける戦略が失敗していることを示していると述べた。
イラン大統領補佐官のヘサメディン・アシェナ氏は「ボルトン氏の解任は偶発的な出来事ではなく、イランに最大限の圧力を掛ける米国の戦略が失敗していることを示す決定的な兆候である」と述べた。
このほか、イラン政府報道官のアリ・ラビエイ氏は「戦争と経済テロリズムの急先鋒(であったボルトン氏)が排除されたことで、米ホワイトハウスがイランの現実を理解するための阻害要因は少なくなった」と述べた。
米国のポンペオ国務長官はこの日、トランプ大統領が月内に開催される国連総会で「前提条件なし」にイランのロウハニ大統領と会談する可能性があることを明らかにした。