[メキシコ市 11日 ロイター] - メキシコのロペスオブラドール大統領は11日、米国がメキシコ製品に関税を課す可能性は低下したとの認識を示した。
メキシコのエブラルド外相は10日、米国のペンス副大統領と会談し、トランプ大統領とも言葉を交わした。その後、今後メキシコを経由して米国に向かう移民の数は大幅に減少するとの見方を示した。
ロペスオブラドール大統領は記者団に、外相の会談は6月よりも穏やかなトーンだったと説明。6月の会談でメキシコは、米国による関税回避と引き換えに、不法移民対策を強化することで合意した。90日以内に状況の確認を行うことも盛り込まれた。
大統領は「米国は以前はより厳格なスタンスだったが、今回は違った。われわれが合意を履行しているという認識があった」と述べた。