[メキシコ市 12日 ロイター] - 米南部国境から入国する移民による難民申請を事実上不可能にするトランプ政権の新規則を連邦最高裁が当面有効と判断したことについて、メキシコのエブラルド外相は容認できないという考えを示した。
7月に公表された新規則では、中米諸国からの移民流入を抑制するため、メキシコなど第3国を経由して米国に到着する移民に対し、まずは第3国で難民申請することを義務付けている。最高裁は11日、合憲性を問う訴訟の判決が出るまで規則は有効と言い渡した。
外相は「これは米国側の問題であり、メキシコは同意しておらず、わが国には異なる政策がある」と指摘。第3国申請については2国間もしくはそれ以上の国の合意が必要になるとした上で「メキシコはいかなる条件の下でも受け入れない」とした。