[ワシントン 12日 ロイター] - トランプ米大統領は12日、銃規制の問題について会議を開いたと明らかにした上で、身元確認の強化などいくつかの問題で大きな進展があったと述べた。
8月にテキサスとオハイオ州で多数の死傷者が出る銃乱射事件が相次ぎ発生したことを受け、米議会では銃規制強化を訴える声が高まっている。
上院の超党派議員は11日、2013年に否決された銃販売時の身元確認を強化する法案を復活させる方針を示した。ただ、トランプ大統領が支持を表明するかどうかを待っていると説明した。
民主党のジョー・マンチン議員とクリス・マーフィー議員、および共和党のパット・トゥーミー議員は11日に記者団に対し、トランプ氏と銃規制について40分間の電話会談を行ったと明らかにし、12日までにトランプ氏から銃規制を巡る判断が得られるとの見通しを示していた。
トランプ氏はこの日記者団に「銃規制に関して身元確認や様々な点で大きな進展があった」と述べた上で、「われわれは(武器の保有を認める)合衆国憲法修正第2条を常に守る。それは明確にしておきたい」とコメントした。