[ミラノ 13日 ロイター] - イタリアのグアルティエリ新経済財務相は、ユーロ圏には積極的な財政政策が必要だと発言、環境投資は財政赤字に算入すべきではないと主張した。
13日付の国内紙レプブリカとのインタビューで述べた。
同相は、イタリア新政権が欧州連合(EU)の財政ルールに違反することはないが、財政ルールの変更を求めると発言。
ヘルシンキで13日に行われるユーロ圏財務相会合について「欧州の政策を協議するために(ヘルシンキに)行く。一段と積極的な財政政策の必要性をまず議論する」と述べた。
関係筋によると、新政権は来年の財政赤字目標を国内総生産(GDP)比2.3%前後に引き上げる計画。[nL3N26137E]
同相は「官民投資に基づくグリーン・ニューディール構想を支持する。この分野の国内財政は(景気循環や一時的な要因を調整した)構造的赤字の計算から除外すべきだ」と述べた。
フランスのルメール経済・財務相は13日、環境投資の定義をEU内で明確にする必要があると発言した。