[ワシントン 16日 ロイター] - 米通商代表部(USTR)は16日、米中貿易交渉の次官級協議が19日にワシントンで開始されることを明らかにした。詳細には言及しなかった。
これより先、米商工会議所のトム・ドノヒュー会頭はライトハイザーUSTR代表が中国との協議について、知的財産権や技術移転などを含む「本物の合意」を求めていると財界幹部に伝えたことを明らかにした。同代表は、範囲を限定した暫定合意の可能性には言及しなかったという。
ライトハイザー氏とムニューシン米財務長官は10月上旬に中国の劉鶴副首相と協議を行う見通しだ。
トランプ大統領は前週、中国が一部の米国製品を追加関税対象から除外すると発表したことを受け、10月1日に予定していた2500億ドル相当の中国製品への関税引き上げを延期した。
法律事務所アキン・ガンプのパートナーで元USTR高官のスティーブン・コー氏は、米中ともに経済面で圧迫を受けていると指摘し、「両国とも痛手を受けているため、暫定合意の可能性はある。包括的な合意を求めているなら非常に難しいだろう」と述べた。
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