[北京 17日 ロイター] - 中国外務省の華春瑩報道官は17日の記者会見で、サウジアラビアの石油施設に対する攻撃について、前日よりも強い表現で非難したものの、攻撃の背後関係への言及は再び避けた。
トランプ米大統領は16日、サウジの石油施設に対する攻撃について、イランが背後にいる公算が大きいとの見方を示した。ただ、イランはこれまでにこうした見方を否定している。
華報道官は「中国はサウジアラビアの石油施設に対する今回の攻撃を非難し、民間人もしくは民間施設に対するいかなる攻撃にも反対する」と述べた。前日には、決定的な事実もなく誰かを非難するのは無責任だと述べていた。
一方で、前日と同様に「当事国は地域の緊張を高める行動を回避するよう」求めた。
中国は、経済、エネルギー分野でサウジ、イラン双方と緊密な関係にあり、両国に対する対応では慎重な配慮を求められている。