[ワシントン 17日 ロイター] - ペンス米副大統領は17日、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新たな貿易協定「米・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」について、年内の議会承認を楽観しているとし、新協定が米経済の勢いを後押しするとの見方を示した。
ペンス氏はヘリテージ財団主催の講演で、USMCAが承認されれば雇用が創出され、米国への投資が拡大すると強調した。
さらに、トランプ米大統領が通商協定で中国とより効果的に交渉を進めることが可能になると指摘。北米を一緒にすることで、過去数十年に及ぶ中国の貿易慣行是正に向けトランプ大統領を支援するとの考えを示した。
また、USMCAは「非常に進歩的かつ包括的」であり、英国や欧州連合(EU)、日本、さらには中国との将来の通商協定のひな形になり得るとの考えを示した。