[ウェリントン 24日 ロイター] - ニュージーランドのアーダーン首相は24日、国連総会の合間にニューヨークでトランプ米大統領と初めて公式に会談した際、大統領はクライストチャーチでの銃乱射事件を受けて導入したニュージーランドの銃規制改革の話題に「関心を持って耳を傾けた」と述べた。
ニュージーランドの銃規制改革は世界的に称賛されており、特に銃乱射事件が続く米国で評価が高い。
アーダーン首相は会談後記者団に対して、25分間の会談について、ニュージーランドの銃の買い取り制度と実施過程の話題が大半を占めたと説明。このほか、貿易、観光、クライストチャーチでの事件などが話し合われたと述べた。
同行した報道関係者が公開したビデオで首相は、「会談の話題は、わが国の(銃)買い取り制度と、軍用および半自動・自動小銃の排除のためにわれわれが行った措置についてだった。関心を引いたと感じた」と述べた。
また、「われわれ(ニュージーランド当局)は明らかに、大変迅速に、コンセンサスを持って動くことができた。議員の間で政治的なコンセンサスを持っていたことは、世界に注目された。これは、他の人々の関心を目覚めさせたと思う」と述べた。