[東京 24日 ロイター] - ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会に出場している同国代表SH流大(ながれゆたか)は、28日の1次リーグで対戦するアイルランドについて「間違いなく9、10番がキープレーヤーになる」と警戒した。
アイルランドは22日付の世界ランキングでニュージーランドと入れ替わるまで1位だった強国。日本にとっては、勝利した20日の初戦ロシア戦よりもはるかに厳しい戦いになると予想される。
流はアイルランドの印象について「スコットランド戦を見たが、今までとイメージが変わることなく、すごくミスが少なく手ごわいチーム」とコメント。
そして「ボール保持率も高いし、守備も集中力が切れずに戦ってくるので手ごわいことに変わりはない」とレベルの高さは認めつつも「こちらも速い展開でいけば、チャンスもあるし、スペースも出てくるので、そこを突いていく。キックも多用してくるので、そこの対処をしっかりしてボールをうまく使えれば、チャンスは出てくる」と前を向いた。
アイルランドで注意すべき点としては「間違いなく9、10番がキープレーヤーになる。彼ら2人が気持ちよくプレーするとアイルランドのペースになるので、ボールの出所でしっかりプレッシャーをかけたい。常にプレッシャーをかけ続けるのがすごく大事」と指摘。「2人が常にチームを操っているので、特に前半の最初で2人にプレッシャーをかけて、いつもと違うなと感じさせられれば乱れてくると思う」と対策をイメージしていた。
アイルランドはFW陣も強力で、初戦のスコットランド戦では前半25分までに3トライを決め、試合を通して総得点の半数を奪った。PR中島イシレリは、アイルランドに関して非常にフィジカルが強いと述べ、相手のパワフルな前進を阻むためには「ダブル・コリジョン」と呼ぶ2人体制で相手選手の上下にタックルするやり方が機能すれば問題ないと語った。 OLJPTOPNEWS Reuters Japan Online Report Top News 20190925T045446+0000