[シドニー 25日 ロイター] - 太平洋の島しょ国であるマーシャル諸島は25日、台湾との外交関係を確認した。近隣のソロモン諸島とキリバスは今月に入り中国を支持し、台湾と断交していた。
マーシャル諸島は声明で「台湾の人々と政府への深い感謝」を示すために決議を採択したと発表。ハイネ大統領は「われわれは皆、中国による領有権拡大の試みを目にしてきた。これは民主主義国にとって大きな懸念だ」と述べた。
台湾と正式な外交関係を維持するのはわずか15カ国で、大半は中米と太平洋にある発展途上の小国。
蔡英文総統が就任した2016年以降、台湾と外交関係を断ったのは7カ国に上る。蔡氏来年1月に総統選を控えている。