[ロンドン 26日 ロイター] - 調査会社ユーガブと経済ビジネス・リサーチ・センター(CEBR)が26日発表した9月の消費者信頼感指数は、6年ぶり低水準に落ち込んだ。雇用保障を巡る懸念に加え、貿易摩擦や不透明な政治情勢が家計に与える影響への不安が強まっていることが背景にある。
消費者信頼感指数は103.4と、8月の104.0から低下。2013年5月以来最低となった。
CEBRマクロ経済部門責任者のケイ・ヌーフェルド氏は、「不透明な国内政治情勢と世界経済の逆風から、英国経済が減速基調に転換したことはいまや明らかだ」と述べた。
英国経済は、4─6月期に予想外のマイナス成長となった。10月31日に合意なき欧州連合(EU)離脱が現実となるリスクが依然存在する中、イングランド銀行(英中銀)も他のエコノミストも、7─9月期は緩やかな成長にとどまるとみている。