[イスタンブール 26日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領は、今月14日に発生したサウジアラビアの石油施設に対する攻撃について、イランに全責任を負わせるのは適切ではないとの認識を示した。
石油施設に対する攻撃については、イエメンの親イラン武装組織・フーシ派が犯行声明を出しているが、米欧サウジはイランを非難。イランは攻撃への関与を否定し、イランが攻撃を受ければ「全面戦争」の用意があると表明している。
エルドアン大統領は25日放映のFOXニュースとのインタビューで「イランの責任にするのは適切ではないと思う」と発言、攻撃はイエメンの複数の地域から行われたと指摘した。
大統領は「全責任をイランに負わせるのは適切ではないだろう。入手できる証拠は、必ずしもそうした事実を示していない」と述べた。
サウジのジュベイル国務相(外交担当)は25日、石油施設に対する攻撃について「次の措置を友好国・同盟国」と協議していることを明らかにした。