[ワシントン 1日 ロイター] - 米共和党全国委員会(RNC)は、2020年の大統領選に向け、トランプ大統領と共和党が第3・四半期に合わせて1億2500万ドルの資金を集めたことを明らかにした。
トランプ氏とRNCは共同で選挙資金を集めており、これにより民主党よりも多額の個人献金が可能となる。
トランプ氏とRNCの9月末時点の現金の選挙資金は1億5600万ドル。
ある共和党関係者によると、RNCはすでに、先週民主党が打ち出した大統領弾劾調査対策として、週末に200万ドルを投じたテレビ・デジタル広告キャンペーンを開始した。
一方、民主党も集めた選挙資金の公表を初めており、大統領選候補指名を争うバーニー・サンダース上院議員は1日、第3・四半期に2530万ドルの選挙資金を集めたことを明らかにした。
前四半期の1800万ドルから拡大し、四半期ベースでは現時点で民主党候補19人中で最高。小口献金者数は140万人だった。出馬を表明した2月以降に集めた資金は6150万ドル。
サンダース議員は現在支持率調査で2位につけている。
支持率で上位食い込みを狙うピート・ブティジェッジ・インディアナ州サウスベンド市長が第3・四半期に集めた資金は1910万ドル。しかし、前四半期の2480万ドルは下回った。献金の平均額は32ドルと、小口献金が目立った。
ブティジェッジ市長は年初から5100万ドル集めている。
第3・四半期に支持率が後退したカマラ・ハリス上院議員の獲得資金は1160万ドル。前四半期の1180万ドルからやや減少した。
候補者は10月半ばまでに第3・四半期に獲得した選挙資金を公表する必要がある。
*内容を追加しました。