🏃 ブラックフライデーセールを早く利用して、最大55%引きでInvestingProを今すぐ!特別セールを請求する

サウジ皇太子、イメージ回復目論む 記者殺害から1年で国連幹部

発行済 2019-10-02 02:16
更新済 2019-10-02 02:21
サウジ皇太子、イメージ回復目論む 記者殺害から1年で国連幹部

[ジュネーブ 1日 ロイター] - サウジアラビア人記者カショギ氏殺害事件から2日で1年を迎えるのを前に、国連のアニエス・カラマール特別報告者がロイターとのインタビューに応じ、事件への関与が疑われるサウジのムハンマド皇太子について、自身に対するイメージダウンの「回復」をもくろんでいると批判した。

カラマール氏は今年6月、ムハンマド皇太子らが事件に関与したことを示す「信頼できる証拠」があるとした上で、皇太子やサウジ高官を捜査すべきという見解を示している。

ムハンマド皇太子は29日に放送された米CBS番組「60ミニッツ」の中で事件について、サウジの実質的な指導者として事件に対する「完全な責任」があると認めたものの、殺害の指示はしていないと改めて主張した。サウジ当局による殺害行為を把握していないことなどあり得るだろうかという質問については、政府機関で働く職員は300万人もおり、それぞれの日々の行動を把握することなど不可能だと反論した。

カラマール氏は「皇太子が事件と距離を置くことで犯罪の直接責任から逃れようとしている。事件との間に何重にも人や機関を置いて、自分を殺害の責任から守ろうとしている」と指摘。皇太子は「世論の怒りに対する(自身のイメージの)修復戦略」を図っていると語った。

また、皇太子が国の責任を認めているということは、少なくとも事件が国家による殺人であったことを暗に認めていると解釈できるとし、「事件が皇太子の監督下で発生しているという点で、彼は国を代表している。実際、彼は国のトップも同然だ」とした。

カラマール氏は、各国が事件に対して適切に対応しなければ、自ら批判の声を上げる人々を殺害しても何ら刑罰を問われないといった風潮を招きかねないとして危機感を示した。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます