40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

香港、警察の実弾発砲受け非難の声高まる

発行済 2019-10-02 18:46
© Reuters. 香港、事態収拾見通せず さらなるデモ呼びかけも

[香港 2日 ロイター] - 大規模抗議活動による混乱から一夜明けた香港では2日、数百人の市民がビジネス街に近いチャーターガーデンに集まり、デモ隊に対する警官の発砲を厳しく非難した。

「逃亡犯条例」改正案を巡る対立を発端に6月から続けられている抗議活動は前日、中国建国70周年に合わせてデモが行われ、警官隊とデモ参加者がこれまでにないほど激しく衝突。警官が発砲した実弾で18歳の男性が左胸を撃たれて病院に搬送された。香港警察はこれまでデモ隊に向けてゴム弾や催涙弾などを発射していたが、実弾で負傷者が出るのは初めて。

前日の負傷者は100人以上に上る。実弾を発射された男性の状況は安定しているという。一方30人の警官が負傷した。

逮捕者は12歳から71歳まで269人に上った。およそ1400発の催涙弾、900発のゴム弾を使用したほか、実弾6発を発射した。

地下鉄を運営するMTR (HK:0066)は1日、デモ隊の移動を阻止するため50近くの駅を閉鎖したが、2日早朝までに全ての駅が再開した。

警察によると、発砲した警官は深刻な脅威にさらされたため、既定のガイドラインに沿って行動したという。

撃たれた男性が通う学校の前でも抗議行動が行われ、参加者は「香港に自由を」などと叫び、警察の行為に対する徹底調査を求めた。

この学校の17歳の生徒は「ばかげた行為だ。こんなことはあり得ない。香港で二度と起こってはならない」と述べ、高校生を相手に警官が実弾を発射する意味が分からないと怒りをぶちまけた。

親中派の民主建港協進連盟は暴力を非難。混乱阻止に向け政府に非常事態法の適用を促した。

格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は1日、香港の今年の成長見通しを0.2%に引き下げ、デモによる小売業と観光への打撃を理由に挙げた。7月時点では2.2%の伸びを予想していた。

有力経済団体、香港総商会は「過激分子が法の支配を無視していることで国際金融・ビジネスセンターとしての香港の評判が損なわれているのみならず、多くの中小企業が苦境に陥り、何十万もの一般市民の生活が脅かされている」との声明を発表した。

*見出しと内容を更新しました。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます