[イスタンブール 6日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領とトランプ米大統領は6日、シリアのユーフラテス川東岸に「安全地帯」を共同で設置する計画について電話会談を行い、来月ワシントンで会談することに合意した。トルコ大統領府が明らかにした。
トルコ政府は先に、米国が安全地帯設置計画を実行に移していないと批判しており、エルドアン氏は5日、間もなくシリア北東部への越境攻撃を実施する可能性を示していた。
トルコ大統領府によると、電話会談でエルドアン氏は米国の軍と安全保障当局者らが計画の実行を怠っていることへの不満を表明。安全地帯からクルド人の民兵組織、人民防衛部隊(YPG)による脅威を排除する必要性も重ねて主張した。
来月の会談は、トランプ氏側からの招待で決まったという。ホワイトハウスはコメントを控えた。
トルコと米国は8月に安全地帯の設置で合意していた。