[ワシントン 4日 ロイター] - 米トランプ政権は4日、カリフォルニア州の連邦政府の保有地(72万エーカー超)を石油・ガス開発のために開放すると発表した。
米内務省土地管理局(BLM)は、石油資源が豊富な同州中部沿岸地域の資源管理計画を承認した。リースが中止されていたモントレー郡、サンベニト郡の14件についても権利を付与する。6年前に二つの環境保護団体が訴訟を起こし、これらのリース権は停止していた。また政府は、新しい土地もリース向けに開放する方針だ。
裁判所は、BLMは掘削方法の一つである水圧破砕(フラッキング)が環境に及ぼす影響を精査せず、違法にリース権を付与したとし、13年からリース権の販売は中断していた。 BLMはカリフォルニア州中部沿岸地域の官民合わせた土地での石油・ガス事業は約3000の雇用を生み出し、州税収は6億2000万ドルと推計している。