[ニューデリー 9日 ロイター] - インド外務省は9日、モディ首相と中国の習近平・国家主席が11─12日にインド南部のチェンナイで非公式会談を行うと明らかにした。
両首脳は昨年、中国の武漢で会談。中印国境地帯で両国軍が対峙する事態を受けて関係の安定化を図った。
今回の非公式会談は、両首脳の個人的な結びつきを基に行われる意味合いがあるが、インドが8月に、カシミール地方にあるジャム・カシミール州の自治権を剝奪したことを受け、同地域の領有権を主張するパキスタンが激しく反発し、中国も非難している。
インド外務省は声明で「チェンナイで行われる非公式な首脳会談は、両首脳が二国間、地域、国際的に重要な問題に関する話し合いを継続し、インドと中国のクローサー・ディベロップメント・パートナーシップの深化について意見交換する機会となる」と述べた。