💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

OPEC、減産拡大も選択肢 12月会合で検討=事務局長

発行済 2019-10-11 07:39
更新済 2019-10-11 07:41
OPEC、減産拡大も選択肢 12月会合で検討=事務局長

[ロンドン 10日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)のバルキンド事務局長は10日、12月の会合でロシアなど非加盟産油国との協調減産の拡大を含むすべての選択肢を検討する考えを示した。

OPECはこの日発表した10月の月報で、2020年の世界経済見通しを引き下げ、20年のOPEC産原油に対する需要は今年の水準を下回ると予想した。

OPEC加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は今年1月から日量120万バレルの協調減産を実施している。現在の減産合意の実施期間は来年3月までとなっており、参加国は12月5─6日に開く会合で今後の方針を決定する。

バルキンド事務局長は記者団に対し「会合では、2020年の安定性の向上と持続につながる適切かつ強力で、前向きな決定を下す」と語った。減産拡大の可能性について問われると、「すべての選択肢があり得る」と答えた。

7月に開かれたOPECプラスの前回会合では、その後9カ月間の生産方針を決めたが、次回の会合ではより長期的な方針を話し合う可能性が高い。

バルキンド氏は「12月が近付くにつれて2020年に向けたデータが明らかになることから、現行の取り決めを検証し、通年をカバーする決定に至ることがおそらく可能だろう」と述べた。

これとは別に、OPECは10月の月報で、20年の世界経済の成長率見通しを3.1%から3%に引き下げた。

20年のOPEC産原油に対する需要は日量平均で前年比120万バレル減の同2960万バレルと予想した。サウジアラビアの石油施設が攻撃を受ける前の8月の生産水準を維持した場合、日量およそ20万バレルの供給超過となる。

9月のOPEC産油量は前月比132万バレル減の日量2849万バレルとなった。サウジ施設への攻撃が影響した。

サウジは早期に生産を回復したと強調したが、同国がOPECに報告した9月の生産量は前月比66万バレル減の日量913万バレル。OPECが2次情報源から集計した統計では128万バレル減の日量856万バレルだった。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます