[北京 12日 ロイター] - 中国の政府関係者は12日、中国の国益を損なうとみなされる企業を罰することを目的とした「信頼できないエンティティ・リスト」について、公表準備はできているが、公表するかどうかは米中通商協議の進展次第と述べた。
関係者によると、リストに含まれるかを判断する要素はすでにおおむね決まっているものの、承認手続きを経る必要があるという。
関係者はロイターに対し、「すでに基本的な企業リストはあるが、米中貿易摩擦を巡る進行状況に応じて調整される可能性がある」と指摘。「米国との通商面での緊張が最も高まるまで、中国政府はリストの公表を控えるかもしれない」とした。
リスト作成を手掛ける中国商務省はコメント要請に応じていない。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20191011T172046+0000