[ブリュッセル 16日 ロイター] - 広告代理店世界最大手WPP傘下のデータ分析会社カンターが17日公表する調査結果によると、環境に優しい世界の通勤都市ランキングの上位に、東京、北京、シンガポールが入った。ソウルも7位となり、アジア都市のランク入りが目立った。
上位となった理由としては、人口が多いにもかかわらず、大半が徒歩や公共輸送機関を利用して通勤しており、自動車通勤が比較的少ないことが挙げられた。
カンターのシニアディレクター(交通分野担当)、ロルフ・カレン氏によると、北京では「2人に1人が公共交通機関で通勤している」という。
調査では、世界31都市で2万人に通勤手段を質問した。
欧州都市では、ロンドン、コペンハーゲン、アムステルダム、モスクワがナイロビ、サンパウロとともに上位10位以内に入った。
北米の都市は、上位に入らなかった。