[ジャカルタ 20日 ロイター] - 再選されたインドネシアのジョコ大統領が20日、2期目の就任式で宣誓した。任期は5年。新閣僚は21日に指名すると表明した。
大統領選は経済問題が主要争点だったが、イスラム保守派の影響力の拡大も反映。最近の学生デモや、閣僚が今月にイスラム過激派とみられる男に刺され負傷した事件を受けて、式典は厳重な警備が敷かれた。
ジョコ氏は式典後に議会で演説し、雇用機会の創出を訴えた。2045年までに国内総生産(GDP)を7兆ドル規模に拡大させ、世界で5本の指に入る経済大国にしたいと語った。雇用創出を阻害する法律の改正と公務員の規律向上のため、2法案を進めることも打ち出した。
インドネシア経済は今年、4年ぶりに減速が予想されており、世界経済の鈍化によりさらなる減速を見込む声も出ている。