[ソウル 22日 ロイター] - 韓国軍合同参謀本部(JCS)は22日、ロシアの軍用機6機が韓国防空識別圏(KADIZ)に繰り返し進入したため、軍用機を緊急発進(スクランブル)させ警告したことを明らかにした。
合同参謀本部は、ロシア軍用機が6時間にわたり防空識別圏への進入を繰り返したとし、声明で「韓国軍は緊急的に戦闘機を発進させ、(ロシア)軍用機を追尾し、警告メッセージを発した」とした。ロシア軍用機による防空識別圏進入は今年に入り20回目という。
ロシア国防省は、同国軍用機は日本海、黄海、東シナ海の公海上の空域を飛行し、いかなる国の領空も侵犯していないと表明。ロシアのインタファクス通信は、ロシア当局者の話として、韓国のほか日本の軍用機がロシアの戦略爆撃機2機と並んで飛行したと報じた。
韓国とロシアの軍当局者は23日に会合を開き、無通知での防空識別圏進入の抑制に向けたホットライン開設について協議する。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20191022T193411+0000