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米国はビザ発給を「兵器化」、中国外務省が非難

発行済 2019-10-24 03:05
更新済 2019-10-24 03:08
米国はビザ発給を「兵器化」、中国外務省が非難

[北京/ワシントン 23日 ロイター] - 中国外務省の華春瑩報道官は23日、ワシントンで開催中の国際宇宙会議(IAC)に参加を望む中国の宇宙当局者に対し、米国がビザ(査証)を発給していないとし、同国がビザ発給を「兵器化している」と非難した。

華報道官は中国はIACの重要な参加国であり、毎年代表団を派遣していると主張。7月にビザを申請し、10月12日には中国国家航天局(CNSA)の代表団が米国大使館に出向いたが、IACが開始した今でも代表団のビザが発給されず、「中国の代表団はIACの開会式に出席できなかった」と述べた。

米国大使館はビザ発給は米国法における機密事項とし、ビザに関する個々のケースにコメントできないとした。国務省は現時点でコメント要請に応じていない。

21日のIACではドイツ、ロシア、インド、米国、フランス、日本の宇宙当局の代表が参加したが、CNSAの呉艷華副局長は欠席した。

華報道官は、米国が中国の学者や学生、科学者に対するビザ発給の拒否、遅延、取り消しなどを強めているほか、ロシア人やイラン人に対するビザ発給を拒否しており、国連規則に違反していると指摘。「米国はビザ発給を兵器化している」と語った。

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