[アンカラ 23日 ロイター] - トルコのアカル国防相は23日、最新鋭ステルス戦闘機「F35」を巡る米国との問題は解消できるとの見方を示した。
トルコがロシアの地対空ミサイルシステム「S400」を購入し、納入を受けたことを受け、米国は「F35」の共同製造プログラムからトルコを除外した。
アカル国防相はインタビューに対し「(F35の)製造を継続することを望んでいる。現時点で問題はあるが、解決できると考えている」とし、「米国とトルコはF35の製造で協力しており、トルコは約15億ドルを投入したほか、国内で一部部品も製造している」と述べた。
このほか、トルコは北大西洋条約機構(NATO)の中核的な加盟国で、「加盟国としてのすべての責任を完全に果たす決意がある」と表明。シリア北部のクルド人勢力に対する軍事作戦で「トルコは過激派組織『イスラム国(IS)』のメンバー約200人の身柄を拘束した」とし、「適切な方法で、適切な場所で身柄を拘束している」と語った。