[東京 29日 ロイター] - 麻生太郎財務相は29日の閣議後会見で、消費税率引き上げで導入したキャッシュレス決済のポイント還元制度について、予算の執行状況を分析してから対応すると述べ、必要なら追加の予算措置を講じる考えを示した。同制度を巡っては、1日当たり10億円分の還元があり、年度内に原資が不足する可能性が出ている。
消費増税から約1カ月になるが、麻生財務相は「把握している限り、大きなトラブルは生じていない」と指摘。「大きな駆け込み需要が起きていないので、反動減があるとは思えない」と改めて述べた。
(和田崇彦)