[ワシントン 24日 ロイター] - 米下院のシフ情報特別委員長(民主党)は24日、トランプ米大統領のウクライナ疑惑を巡る弾劾調査について報告書をまとめる方針を示した。追加で公聴会を行う可能性もあると述べた。
シフ氏は2週間にわたって行われた5回の公聴会を踏まえて、情報特別委員会が報告書の作成を開始したと明らかにした。報告書は下院が弾劾条項の採決を行う上で重要なものとなる。追加の公聴会は現時点では予定されていない。
シフ氏はCNNの番組「ステート・オブ・ザ・ユニオン」で「われわれは追加で公聴会を行う可能性を排除していない。常に新たな書類を集めている。調査活動は続行中だ」と説明。「トランプ政権が進展を遅らせようとして消耗戦術を取り、何カ月も待たされるという事態は想定していない」と語った。
また、NBCの番組「ミート・ザ・プレス」で情報特別委員会は日々理解を深めているが、これまでに集めた証拠は「確かなもので議論の余地はない」ため、民主党の委員は調査結果に関する報告書の取りまとめに入ることを決めたと述べた。報告書は下院司法委員会に提出し、同委員会が弾劾条項を起草する。
シフ氏は「われわれは報告書を作成し司法委員会に証拠を提出する一方で、調査も続ける」とも述べた。