[モスクワ 26日 ロイター] - ロシアは、ミサイル防衛システム「S400」をトルコに供与する新たな契約を来年前半にとりまとめたいと考えている。ロシア国営兵器輸出企業ロスオボロンエクスポルトのミヘエフ社長がRIA通信とのインタビューで明らかにした。
米国は、トルコのS400導入に反発。最新鋭ステルス戦闘機「F35」プロジェクトからトルコを除外したほか、制裁を発動する構えもみせている。
26日報道のインタビューで、ミヘエフ氏は、ロシア、トルコ両国政府は、当初の契約に含まれていたオプションをトルコが行使する件で活発な協議を行っているとし「2020年前半に契約書を取り交わせることを期待している」と述べた。オプションには、新たなS400部隊や、S400の一部部品をトルコで製造することが含まれるという。
ミヘエフ氏は「トルコとの軍事技術協力はS400の提供だけにとどまらない。われわれには、大きな計画がある」と語った。