[東京 27日 ロイター] - 菅義偉官房長官は27日午後の定例記者会見で、安倍晋三首相の「桜を見る会」で、菅氏と一緒に会場で写真を撮影された反社会的勢力とされる人物について、承知していないと述べた。会場に反社会的勢力の人物が招待されたかどうかも、事実関係を承知していないとした。反社会的勢力の定義も一義的に定まっていないともコメントした。
長官は、前日の記者会見で桜を見る会に反社会的勢力が「結果的に入っていたのだろう」と述べたことについて、再度説明を行った。
長官は「反社会的勢力について、定義が一義的に定まっているわけでない」との見解を示しつつ、「桜を見る会の会場で一緒に撮った写真があるというのは、わたし自身は把握していないが、この方は結果として会場にいらしたのであろうと申し上げた」と述べた。一方、「反社会的勢力が桜を見る会に出席していたということは、私自身、認識していない」とし、今後桜を見る会の見直しの中で「本人確認またはセキュリティーについての必要な対応を行う」と強調した。
国際通貨基金(IMF)による20%への消費税率引き上げ提言に関し、「承知しているが、政府として消費税率のさらなる引き上げは検討していない」と回答した。
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