💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

ウクライナ東部紛争巡る4国会談、年内の完全停戦と捕虜交換で合意

発行済 2019-12-10 12:11
© Reuters. ウクライナ東部紛争、年内の完全停戦で合意

[パリ 9日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領は9日、パリで初会談し、ウクライナ東部で続く同国政府軍と親ロシア派武装勢力の紛争を巡り、年内の完全かつ包括的な停戦実施と互いの捕虜・拘束者の年内交換で合意した。

ただ、ウクライナ東部ドンバス地域の地位や、ドンバスとロシアとの国境の管理権をどちらが持つかなどの問題は今後協議する課題として残った。

会談はマクロン仏大統領とメルケル独首相が仲介者として立ち会うノルマンディー方式で行われた。プーチン、ゼレンスキー両氏はアイコンタクトを避け、握手も行わないなど冷めた雰囲気が漂った。

それでもなお、共同声明には捕虜の交換やドンバスでの停戦に関する2015年の「ミンスク合意」の履行徹底、停戦監視団の権限拡大を明記。「あらゆる停戦支援措置の実行を支えに、年内の完全かつ包括的な停戦実施を約束する」と表明した。

また、ドンバスでの選挙の実現に向けて今後4カ月間取り組むとの合意も交わされた。ただ、詳細は詰められておらず、マクロン氏は対立点が残っていると認めた。

マクロン氏は共同記者会見で「兵力の引き離しや捕虜の交換、停戦、政治的進展で前進があった」と述べた。

ゼレンスキー氏はまた、ロシア産天然ガスのウクライナ経由の輸送継続について合意の概要がまとまったと述べた。ただ、詳細には踏み込まなかった。

4カ国首脳は4カ月以内に再び協議する見通し。

© Reuters. ウクライナ東部紛争、年内の完全停戦で合意

ウクライナの東部紛争は2014年、親ロシアのヤヌコビッチ政権がデモの圧力を受けて退陣し、ロシアがクリミアを併合した直後に勃発した。

4カ国首脳による会談は2016年以来初めて行われた。

*内容を追加しました。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます