[シドニー 11日 ロイター] - メルボルン研究所とウエストパック銀行 (AX:WBC)が公表した12月のオーストラリア消費者信頼感指数は前月比1.9%低下した。経済見通しと家計への不安が浮き彫りとなった。
11月は4.5%上昇だった。前年同月比では8.9%低下となった。
12月の指数は95.1で、悲観的な回答が楽観的な回答を引き続き上回ったことを示した。調査は1200人を対象に実施した。
この結果は、消費者需要下支えのため政策金利を過去最低の0.75%に引き下げたオーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)にとって好ましくない材料になるとみられている。
ウエストパックの主任エコノミスト、ビル・エバンズ氏は、調査は消費者が中銀の動きに対して不安になっていることが示されたと指摘した。
調査では、利下げが好ましいとした回答者は全体の30%、好ましくないとの回答は70%だった。