🏃 ブラックフライデーセールを早く利用して、最大55%引きでInvestingProを今すぐ!特別セールを請求する

スイスの対イラン人道支援、数カ月内に物資供給の仕組み整う=高官

発行済 2019-12-12 11:47
更新済 2019-12-12 11:50
スイスの対イラン人道支援、数カ月内に物資供給の仕組み整う=高官
NOVN
-
NESN
-
ROG
-

[ベルン 11日 ロイター] - スイスと米国の政府高官は、米制裁に抵触することなくスイスからイランに食料品や医薬品をはじめとする人道支援物資を運び込む仕組みを数カ月内に整えられるとの見通しを示した。

人道支援物資はトランプ米政権が昨年再開した対イラン制裁の適用除外となっているが、同制裁に抵触するのを恐れ、複数の海外銀行はイランとの人道支援も含む取引を停止している。

スイスのパスカル・ベリスヴィール外務事務次官は10日遅くにスイスの首都ベルンでインタビューに応じ、「イランの人々に食料品と医療物資を届けることがスイスの役割で、人道支援を実施する経路を確立するために必死に取り組んでいる」と説明。

米国が10月にイランへの人道支援について、イランの中央銀行を迂回し、イランへの送金が行われないものと明確に定義づけしたことが、スイスからの安全な物資輸出に向けた前進につながった。

イランと米国はまた、スイスが仲介して捕虜交換に合意したばかり。

ベリスヴィール氏は「最終的には企業や銀行の参加意欲に左右される」としたうえで、2020年上半期に支援の仕組みが稼働できるかとの質問には「そう希望するが、スイスのみに決定権があるわけではないので予想するのは難しい」と語った。

これとは別に、駐スイス米大使のエドワード・マクマレン氏はインタビューで、「スイス政府とは細部を詰めている。近い将来に協議の決着点が見えていることを望む」と述べた。

ネスレ (S:NESN)や医薬品大手ロシュ (S:ROG)およびノバルティス (S:NOVN)といったスイスの大手企業は既にイランで生産を行っている。新たな支援の仕組みが確立されれば、より小規模なスイス企業がイランに食料品と医薬品を輸出するきっかけとなる可能性がある。

フランスは1年以上前からイランへの人道支援について、欧州独自の仕組みづくりを進めてきたが、足元は停滞している。

ベリスヴィール氏は「スイスのやり方が機能し、他国が追随することになれば素晴らしい。競合しているわけではなく、若干異なるアプローチをとっているだけだ」と述べた。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます