[ニューヨーク 17日 ロイター] - 米国時間の原油価格は1%超上昇した。米中通商合意によって2020年の原油需要が押し上げられるとの期待感が広がった。
カドロー米国家経済会議(NEC)委員長は前日、米中による「第1段階」の通商合意は完了したと強調した上で、合意を受け米国の対中輸出は倍増するという見通しを示した。[nL4N28Q3S3]
北海ブレント先物 (LCOc1)の清算値は0.76ドル(1.2%)高の1バレル=66.10ドル。米WTI原油先物 (CLc1)は0.73ドル(1.2%)高の60.94ドル。
この日は米ダラス地区連銀のカプラン総裁が、ブルームバーグTVとのインタビューで、米中が先週に「第1段階」の通商合意に到達したことは好ましいとしつつも、「貿易を巡る不透明性が解消されたわけではない」とけん制。さらに「中国との貿易問題は今後何年にもわたり継続するだろう」と述べた。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20191217T203945+0000