[ワシントン 24日 ロイター] - 2件の墜落事故を起こした米航空機大手ボーイング (N:BA)の主力旅客機「737MAX」について、米議会委員会が現在精査している文書でボーイングの従業員が同型機の安全性を巡り「極めて気掛かり」な懸念を示していたことが24日、議員側近の話で明らかになった。
文書は下院交通インフラ委員会と 米連邦航空局(FAA)に23日に提出された。23日にはボーイングがデニス・ミューレンバーグ最高経営責任者(CEO)の辞任を発表している。[nL4N28X3F9]
この文書について議員側近は匿名を条件に「ボーイングがこれまでに公表した文書と同様に、安全性へのコミットメントと(生産計画が乱されないようにする)一部の取り組みの双方に関するボーイング従業員の懸念が示されていた」と述べた。
737MAX型機が起こした2件の墜落事故で合計346人が死亡。墜落事故を受け今年3月以降、運航停止となっている。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20191224T213834+0000