[ベルリン 24日 ロイター] - ショイブレ独下院議長は24日、気候変動から地球環境を守るため、ドイツ国民は海外旅行を減らすなど生活スタイルを変え、自ら犠牲を払う必要があるとの見方を示した。
元財務相のショイブレ氏はスイス紙ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング(NZZ)のインタビューで「私たちは生活を変える必要がある」と強調。「モルジブやベニスに旅行するのは無論、とても楽しい。でも今後は、その楽しみも控えめに享受する必要があるだろう」と述べた。
独政府が今年打ち出した気候変動対策は今後数十年における温室効果ガス排出量の大幅削減を掲げており、鉄道、エネルギー効率の高い住宅、電気自動車(EV)への公的投資が含まれた。
ショイブレ氏は政府の対策は国民の直接の負担を抑えることを目指しているが、変化をもたらすために、国民自らが犠牲を払う必要があると語った。