💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

リビア巡る国際会議、恒久停戦の方向で一致 一部油田で操業停止

発行済 2020-01-20 09:55
更新済 2020-01-20 09:57
リビア巡る国際会議、恒久停戦の方向で一致 一部油田で操業停止

[ベルリン 19日 ロイター] - 内戦で分裂状態が続くリビアを巡る国際会議が19日、ドイツのベルリンで開かれ、欧米やロシア、トルコ、アラブ諸国など参加国は、恒久的停戦に向けて取り組む考えで一致した。ただ、リビアのシラージュ暫定政権と対立するハフタル司令官に忠誠を誓う勢力による石油パイプラインの閉鎖が影を落とした。

同国東部を拠点とするハフタル司令官率いる有力軍事組織「リビア国民軍(LNA)」は、エジプトやアラブ首長国連邦(UAE)の支援、ロシアからの武器供与を受け、首都トリポリの奪取を目指し攻勢をかけており、トルコはシラージュ暫定政権側を支援するためにトリポリに派兵している。

ただ、ここ10日間は空爆が停止し、一部で戦闘が沈静化していた。

メルケル独首相は記者団に、会議では、過去1週間の暫定的な休戦を恒久的な停戦に変える必要があるとの見解で一致したと語った。ただ、メルケル氏によると、ベルリン入りしたシラージュ首相とハフタル司令官が会談することはなく、双方の隔たりの大きさを浮き彫りにした。

一方、リビア国営石油会社(NOC)によると、17日に同国東部の石油積み出し港がLNAの指示で閉鎖され、19日にはハフタル司令官に忠誠を誓う勢力によるパイプラインの封鎖を受け、南西部の2つの主要油田が操業停止に追い込まれた。

NOCは、封鎖が解除されない限り、リビアの原油生産は数日間で、日量120万バレルから7万2000バレルに減少する見通しだと述べた。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます