[東京 29日 ロイター] - 中国・武漢市から日本政府のチャーター便で29日午前に帰国した206人のうち、5人が体調不良で病院に搬送された。当初、体調不良を訴えていたのは4人とされていたが、チャーター便の到着後、別の1人が体調不良を申し出た。4人が荏原病院、1人が都立駒込病院に入院している。
その後に東京都が行った会見で、荏原病院の関係者は、入院している4人中2人にCT検査の結果、肺炎の像が確認されたことを明らかにした。肺炎として経過をみているが、コロナウイルスによるものかどうかは現時点ではわからないという。関係者によると、4人とも安定した状態にあり、引き続き様子を観察している。
都立駒込病院に入院している1人は、機内から降りて移動を待っている間に吐き気があったため、念のため入院しているが、発熱や咳などの症状はみられないという。
(石田仁志)