[ワシントン 29日 ロイター] - ボルトン前米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が出版を予定しているトランプ大統領のウクライナ疑惑を巡る「暴露本」について、ホワイトハウスは、原稿に「大量の機密情報」が記載されているとみられることから出版を認めない旨をボルトン氏側に通知した。
ロイターが入手したボルトン氏側宛ての書簡では「連邦法およびボルトン氏が機密情報にアクセスする際の条件として署名した守秘義務契約により、機密情報が削除されない限り原稿の出版や公開は不可になる」としている。
トランプ大統領は29日、ボルトン氏が昨年9月に大統領補佐官を退任した後「すぐさま、不快で虚偽の本を執筆している。すべて安全保障上の機密情報だ。誰がこんなことをするだろうか」と批判した。