[ジャカルタ 4日 ロイター] - インドネシア中央銀行の高官は4日、中国で発生した新型コロナウイルスの感染拡大は同国経済にほとんど影響を与えないとの見方を示した。ただ、足元では債券市場からの資本流出や観光客の減少といった影響がみられている。
中銀の経済・金融政策担当ディレクター、フィルマン・モクタル氏はジャカルタでのイベントで、中銀は2020年の経済成長率見通しを5.1─5.5%に維持すると述べた。
「われわれの初期評価では、この問題は景気の回復軌道に影響を及ぼさないだろう」と指摘。「20年の見通しについて、われわれはかなり楽観的だ」と語った。
新型コロナウイルスへの懸念を背景とする債券市場の資本流出は「短期的な動揺」だと語り、中銀は不安定な動きがあれば市場で安定を図る用意が引き続きあるとした。
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