[シドニー 6日 ロイター] - オーストラリアのモリソン首相は6日、今週辞任したキャナバン資源相の後任に、原発推進派で国内の石炭産業を擁護する姿勢で知られるキース・ピット氏を充てる人事を発表した。
また、リトルプラウド水資源相に農業相を兼務させる。昨年の総選挙に絡むスポーツ関連基金の資金流用を巡り2日に辞任したマッケンジー氏の後任となる。
キャナバン、マッケンジー両氏とも、モリソン首相が率いる自由党の連立相手、国民党の所属。キャナバン氏は党首交代を求めていたが、今週行われた党首選でマコーマック副首相が再選したことを受け、辞任した。
クイーンズランド州資源協会のイアン・マクファーレン最高責任者は電子メールで、ピット氏の資源相任命を歓迎した。クイーンズランド出身のピット氏は、地方の雇用・投資創出における資源部門の重要性を認識しており、「手頃な価格で供給が安定したエネルギーの必要性など、資源部門に関連した政策問題をしっかり理解している」と高く評価した。