[ニューデリー 25日 ロイター] - トランプ米大統領が訪問中のインドで、改正国籍法をめぐるデモが過激化している。24日には首都ニューデリーで賛成派と反対派の数千人が衝突し、医療関係者によると少なくとも5人が死亡、90人以上が負傷した。
警察は催涙ガスなどを使用して鎮圧を図っているが、デモ参加者の投石に手を焼いている。死者には警官1人も含まれているという。
衝突が起きた場所は、トランプ米大統領とモディ首相の会談会場からもそれほど離れていない。
改正国籍法は、周辺国からのイスラム教徒以外の不法移民に国籍を与える内容。イスラム教徒に対する差別だとの批判が強まっており、議会が12月初めに同法を可決して以来、首都ではデモが頻発している。